【必読】メールを届くようにするために（SPFレコード設定）

そもそも「SPF」とは？

「SPF」とは「Sender Policy Framework」の略称で、電子メールの送信元ドメインが詐称されていないかを検査するための仕組みのことです。

メール送信時の差出人のメールアドレス(Fromアドレス)は、自由に設定することができます。
このため、送信元を偽った（他の人のメールサーバーを使って）「なりすましメール」を簡単に送ることができてしまい、これが迷惑メール（スパムメール）に利用されてきました。

「SPF設定」とは、こうしたメールアドレスにおけるなりすましを防ぐための技術の一つで、このサーバーから送るメールであること（なりすましメールではないこと）を証明するための設定になります。

パーソナル（専用サーバー）プラン以上の場合

MyASPで発行したメールアドレスを使用する場合

アカウント発行と同時に、MyASPに割り当てたドメインと同じドメインのメールアドレスを４個提供しています。

このメールアドレスには、MyASPからメールを送るのに必要な送信ドメイン認証（SPF・DKIM・DMARC）を設定した状態でお渡ししていますので、MyASPユーザー様で個別対応する必要はありません。

また、このメールアドレスに届いたメールを確認する方法については、パーソナルプランで発行して頂いた４つのメールアドレスのメールを受信するにはどうしたらいいですか？のマニュアルをご覧ください。

自身で管理しているメールアドレスを使う場合

ご自身で取得・管理しているメールアドレスをMyASPから配信するメールの「差出人メールアドレス」に使用することもできます。

ただし、そのメールアドレスを使う場合、MyASP専用の『SPF設定』を設定しないと、配信したメールが「スパムメール」と判定されてしまいます。
メールを送る前に、必ず次項のMyASPの「SPF設定」についてを確認し、設定をお願いします。

ビギナー（共用サーバー）プランの場合

ご自身で取得・管理しているメールアドレスをMyASPから配信するメールの「差出人メールアドレス」に使います。

この場合、メールアドレスにMyASP専用の『SPF設定』がされていませんので、配信したメールが「スパムメール」と判定されてしまいます。
メールを送る前に、必ず次項のMyASPの「SPF設定」についてをご確認し、設定をお願いします。

MyASP専用の「SPF設定」について

「SPF設定」は、差出人メールアドレスに使いたいメールアドレスのドメインのTXTレコードに『include:myasp.jp』の値を追加登録します。

SPFレコードの設定方法

SPF設定は、「差出人メールアドレス」に利用するメールアドレスの『ドメイン（メールアドレスの@より後ろ）』に設定する必要があります。
ドメインを管理している管理画面（コントロールパネル）にログインして設定をお願いします。
（ドメイン管理会社によって、「DNSレコード設定」や「ゾーン設定」の変更ページで設定ができます。）
※ドメインの設定を変更することができない場合は、SPF設定をすることができません。

設定例

種別：TXTレコードに「v=spf1」から始まるSPFレコードを設定します。
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▼MyASP専用のSPFレコードを記述する場合の例：
v=spf1 +mx include:myasp.jp ~all
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各ドメイン管理会社の「SPF設定」の方法は、下記のマニュアルを参照してください。

• Xサーバーで管理しているドメインのSPF設定
• G Suite(旧GoogleApps)で管理しているドメインのSPF設定
• スタードメインで管理しているドメインのSPF設定
• エックスドメインで管理しているドメインのSPF設定
• VALUE-DOMAINで管理しているドメインのSPF設定
• お名前.comで管理しているドメインのSPF設定
• ロリポップ！で管理しているドメインのSPF設定
• heteml（ヘテムル）で管理しているドメインのSPF設定
• さくらインターネットで管理しているドメインのSPF設定
• 参考：SPF設定に関するマニュアル一覧

よくある質問

gmailやyahooのメールアドレスにSPF設定はできるの？

GmailやYahooなどフリーのメールアドレスや、プロバイダ提供のメールアドレスでは、ドメインの管理権限がないため、ドメインの設定を変更する必要があるSPF設定をすることができません。

設定したけど、「SPF NG!」が消えない

SPF設定を設定してみたけど、メール作成画面の差出人メールアドレス欄から「SPF NG!」が消えない場合には、
下記のマニュアルをご覧ください。

• SPF設定をしても『SPF NG』の警告が解消されない原因を教えてください

SPF NGが出たまま送ってもいいの？

SPF NGの警告メッセージが出ている状態でもメールを送ることは、できます。

しかしながら、メール受信者側で下図のような警告メッセージが出てしまったり、迷惑メールフォルダに自動振り分けされてしまうので、実際にメルマガを配信される場合には、お控えください。

※ご自身や関係者へのテスト配信する程度でのご利用をお願いします。

よく分からない・DNSレコードを変更するのが少し不安な場合は？

パーソナル（専用サーバー）プラン以上を契約する

専用サーバープラン（パーソナルプラン以上）でしたら、必要な設定をすべてした状態のメールアドレスを提供しているので、そのメールアドレスを使うことで解決します。
詳細は、パーソナル（専用サーバー）プラン以上の場合をご覧ください。

※アップグレードをご希望の場合は、プラン変更をするには？（アップグレード編）をご覧ください。

設定代行を依頼する

有償オプションにはなりますが、まるっとマイスピーにお任せする方法もあります。
ご希望の場合は、SPF・DKIM・DMARCの設定代行サービスよりお申込みください。
※SPF設定だけでなく、DKIM・DMARCなど、メールの到達率をあげるために必要な設定を一緒に対応させていただいてます。

関連マニュアル

関連：差出人メールアドレスに「外部SMTP配信」と表示されますがこれは何ですか？