会員サイト記事を、特定のユーザーにだけ公開させることはできますか?
はい、可能です。
特定のユーザーにのみ会員サイト記事を公開したい場合は、
以下の方法で公開する記事をユーザーごとに制御することができます。
方法1:公開条件を設定する
会員サイト記事作成・編集画面にある、
会員サイト記事公開設定の「公開条件」にて、条件を指定することで
その条件を満たしているユーザーだけに、記事を公開することができます。
設定方法
今回は、特定のラベルが付与されているユーザーにのみ
記事を公開する方法を例に説明します。
1)はじめに、記事を公開したいユーザーにラベルを付与しておきます。
メール配信時や短縮URLクリック時に自動で付与することもできます。
具体的な設定方法は下記をご覧ください。
参考:ラベルを付けたり外したりする方法について、教えてください。
参考:ラベル機能(タグ付け機能)とは?
2)シナリオ管理メニュー > 会員サイト記事追加・編集 にて、
「+新規作成」をクリックします。
3)表示された会員サイト記事作成・編集画面で、記事タイトルや本文、公開時期などを設定します。
4)会員サイト記事公開設定の「公開条件」にて、「詳細設定」にチェックを入れます。
5)「+条件」をクリックして条件設定欄を追加し、公開条件を設定します。
今回は、1で付与した「イベント参加者」ラベルが付いている人にだけ公開するので、
公開条件は下記のように設定します。
項目:ラベル
条件:が値と一致する
設定値:イベント参加者
6)ページ最下部の「保存する」ボタンをクリックして保存します。
このように公開条件を設定することで、
付与したラベルや登録しているシナリオなどによって、
特定のユーザーにのみ記事を公開することができます。
補足:公開条件を満たしていな場合に表示されるページについて
会員サイト記事に公開条件を設定し、特定のユーザーにのみ記事が公開されるように設定しました。
条件に一致しないユーザーには、どのようなページが表示されるのでしょうか?
設定した公開条件を満たしていないユーザーについては、
該当の記事にアクセスしようとすると、以下の優先度でページの遷移先が振り分けられます。
1.会員サイト記事作成・編集の公開条件にある、
「公開条件を満たさない時にアクセスされたら指定のURLに飛ばす」に指定したURLに遷移します。
2.会員サイト記事作成・編集の公開条件にある、
「公開条件を満たさないときにアクセスされたら下記の内容を表示」
に設定した内容のページが表示されます。
3.上記1.2が空欄の場合は、
シナリオ管理メニュー > 会員サイト管理 > 会員サイトルートディレクトリ にある、
「blank.html」ファイルに設定した内容のページが表示されます。
※ただし、3の「blank.html」のファイルは、
該当の記事が見つからなかったときや公開時期が終了したときなど、
共通のエラーページになりますので、
他のエラー画面に影響が出ない範囲での変更にしてください。
ファイル内の「<blank>」の置き換え文字がエラーに合わせて表示内容が変わります。
方法2:条件によって他のページに移動させるコマンドを設定する
会員サイト記事作成・編集画面にある、
「条件によって他のページに移動させるコマンド」では、
フリー項目の値から条件に一致したユーザーだけを他のページに移動させ、
該当の記事が閲覧できないように制御することができます。
設定方法
今回は、登録フォームにテーマA、Bの選択肢を設置し、
テーマAを選択したユーザーにのみ記事を公開する方法を例に説明します。
1)はじめに、登録フォームにテーマA、Bの選択肢が表示されるように、
「登録項目」でフリー項目を設定します。
登録時に、ユーザーがテーマA、Bのどちらを選択したかは、
「ユーザー一覧」画面や、「ユーザー情報の編集」画面から確認することができます。
2)シナリオ管理メニュー > 会員サイト記事追加・編集 にて、
「+新規作成」をクリックします。
3)表示された会員サイト記事作成・編集画面で、記事タイトルや本文、公開時期などを設定します。
4)「条件によって他のページに移動させるコマンド」にて、条件を設定します。
今回は登録フォームで「テーマA」を選択したユーザーにのみ記事を公開したいので、
テーマBを選択したユーザーが記事にアクセスすると別のページに遷移するように、
下記のように設定します。
<条件>
・free1(設定したフリー項目)
・=
・B
<移動先URL>
・条件に一致した場合(テーマBを選択したユーザー)に表示させたいページのURL
5)ページ最下部の「保存する」ボタンをクリックして保存します。
このように「条件によって他のページを移動させるコマンド」を設定することで、
フリー項目の値によって、該当の記事へアクセスした際に異なるページへ遷移させることができるので、
特定のユーザーにみ記事を公開することができます。