「計算・数値」の置き換え文字を利用することで、メールや会員サイト、登録フォーム等に指定した範囲の数字をランダムに表示することができます。

MyASPの「置き換え文字」に関する詳細は、下記のマニュアルをご覧ください。
参考:機能解説:置き換え文字

概要

「計算・数値」の置き換え文字を利用することで、メールや会員サイト、登録フォーム等に指定した範囲の数字をランダムに表示することができます。

フリー項目にランダムな数値を登録するように設定することで、登録された値からステップメールを送り分けたり、公開する会員サイト記事を分けることができるため、

  • A/Bテストを行う
  • 抽選やおみくじを行い、結果によってコンテンツの内容を分ける

等の運用を行うことができます。

「計算・数値」の置き換え文字は、置き換え文字挿入パネルの「計算・数値」カテゴリから利用することができます。

参考:機能解説:置き換え文字

オプションの種類

「計算・数値」では、下記7つのオプションから選択して置き換え文字を挿入することができます。

「カスタム」以外のオプションは表示する数字の範囲が固定となります。
 任意の範囲の数字をランダムで表示したい場合は「カスタム」をご利用ください。

置き換え文字の挿入方法

メール本文に置き換え文字を挿入する方法を例に説明します。
 通知メールや登録フォームデザイン画面などの一部の画面では挿入方法や挿入できる置き換え文字が異なることがあります。

1または2(使用例:A/Bテスト)

オプションに「1または2(使用例:A/Bテスト)」を指定し、「%random%」のボタンをクリックすることで、「%random(min,1)(max,2)%」の置き換え文字を挿入することができます。
「%random(min,1)(max,2)%」の置き換え文字では、「1」または「2」がランダムに割り当てられて表示されます。

A/Bテストのようにユーザーを2つに分類してメールを送り分けたい場合等にご利用ください。

0または1(使用例:外れまたは当たり)

オプションに「0または1(使用例:外れまたは当たり)」を指定し、「%random%」のボタンをクリックすることで、「%random(min,0)(max,1)%」の置き換え文字を挿入することができます。
「%random(min,0)(max,1)%」の置き換え文字は、「0」または「1」がランダムに割り当てられて表示されます。

当たり/はずれのような抽選を行い、抽選結果によってメールを送り分けたい場合等にご利用ください。

1~3(使用例:松竹梅プレゼント)

オプションに「1~3(使用例:松竹梅プレゼント)」を指定し、「%random%」のボタンをクリックすることで、「%random(min,1)(max,3)%」の置き換え文字を挿入することができます。
「%random(min,1)(max,3)%」の置き換え文字は、「1~3」のいずれかの数字がランダムに割り当てられて表示されます。

松・竹・梅のような3種類の景品をランダムでプレゼントしたい場合等にご利用ください。

1~5(使用例:おみくじ)

オプションに「1~5(使用例:おみくじ)」を指定し、「%random%」のボタンをクリックすることで、「%random(min,1)(max,5)%」の置き換え文字を挿入することができます。
「%random(min,1)(max,5)%」の置き換え文字は、「1~5」のいずれかの数字がランダムに割り当てられて表示されます。

大吉・吉・中吉・小吉・凶のような5種類のおみくじなど、結果によってステップメールを送り分けたい場合等にご利用ください。

1~6(使用例:サイコロの値)

オプションに「1~6(使用例:サイコロの値)」を指定し、「%random%」のボタンをクリックすることで、「%random(min,1)(max,6)%」の置き換え文字を挿入することができます。
「%random(min,1)(max,6)%」の置き換え文字は、「1~6」のいずれかの数字がランダムに割り当てられて表示されます。

サイコロを振り6の目が出たユーザーにのみプレゼントを渡したい、もしくはユーザーを6グループに割り振りたい場合等にご利用ください。

0~100(使用例:パーセンテージ)

オプションに「0~100(使用例:パーセンテージ)」を指定し、「%random%」のボタンをクリックすることで、「%random(min,0)(max,100)%」の置き換え文字を挿入することができます。
「%random(min,0)(max,100)%」の置き換え文字は、「0~100」のいずれかの数字がランダムに割り当てられて表示されます。

20%の確率で当選メールを、80%の確率で落選のメールを配信したい場合等にご利用ください。

カスタム

オプションに「カスタム」を指定し、ご希望に合わせて「最小値」と「最大値」を指定します。
例えば、「100~999」の3桁の数字をランダムで表示したい場合は、下記のように指定します。

最小値:100
最大値:999

※数値には、負数(マイナス)を指定することもできます

最小値と最大値を指定した後、「%random%」のボタンをクリックすることで、「%random(min,(指定した最小値))(max,(指定した最大値))%」の置き換え文字を挿入することができます。
「%random(min,(指定した最小値))(max,(指定した最大値))%」の置き換え文字では、割り当てた最小値~最大値の範囲のいずれかの数字がランダムに割り当てられて表示されます。

補足

登録フォームや会員サイトに「計算・数値」の置き換え文字を利用した場合、該当ページにアクセスする度にランダムな数字に置き換わって表示されます。

メールに「計算・数値」の置き換え文字を利用する場合、メール配信時にユーザー毎に異なる数字に置き換わって表示されます。

その際、1つのメール内で

  • ユーザーに配信するメールの本文
  • 販売者宛に配信する通知メールの本文
  • Chatworkに通知するメッセージ
  • メール連携した友だちに配信するLINEメッセージ

等の複数の項目に同一置き換え文字を利用された場合は、全ての項目で同じ数字に置き換わって表示されます。
そのため、ユーザー宛に配信するメールと販売者宛に配信する通知メール等で異なる数字が表示されることはありません。

例えば、パーセンテージの置き換え文字(%random(min,0)(max,100)%)を利用した場合、下記表のように配信された1メール内では同数字が表示されます。
また、次に配信された別のメールでは前のメールとは異なる数値が割り当たることがあります。
※ランダムで表示されるため、同数字が表示されることもあります。

配信メール本文に表示される数字通知メールに表示される数字
1通目1818
2通目7171
3通目3535

具体的な使用例

登録フォームでフリー項目値にランダムな値を登録する

シナリオ管理メニュー > 登録項目

にて、フリー項目の「初期値、選択肢」に『%random(min,1)(max,2)%』などの置き換え文字を利用することで、登録フォームからユーザー登録した際にフリー項目にランダムに数字を割り当てることができます。

フリー項目にランダムに数字を割り当てることで、登録されたフリー項目値から配信条件を設定してステップメールを送り分けることができるため、

  • ABテストを行う
  • 当選、落選の結果メールを送る
  • おみくじの結果毎に異なる内容のメールを配信する
  • 特定のユーザーにのみ景品をプレゼントする

等の運用を行うことができます。

参考:ABテストをする方法について教えてください。

登録フォームで登録されたフリー項目値は、フリー項目の置き換え文字(%free1%など)を利用することで、管理者宛に配信する通知メール等でも割り当てた数値を確認することができます。

参考:機能解説:置き換え文字

ステップメール配信後にフリー項目にランダムな数値を登録する

メール作成・編集画面の

 配信後に実行するコマンド > フリー項目値の変更

にて、

項目:free1: ABテスト
操作:固定値セット
設定値:%random(min,1)(max,2)%

のように設定することで、該当メール配信後に指定したフリー項目へランダムに数字を割り当てることができます。

メール作成・編集画面の「配信後に実行するコマンド」機能を利用することで、有料商品シナリオで決済が完了したタイミングなど、任意のタイミングでフリー項目にランダムな数値を割り当てることができます。

参考:機能解説:配信後に実行するコマンド

その際、「補足」に記載の通り、1つのメール内に同一置き換え文字を利用した場合は全ての項目で同じ数字に置き換わります。

そのため、販売者宛に配信される通知メールの本文等にも「設定値」に指定した置き換え文字を記載することで、フリー項目ににランダムな数値を割り当てるのと同時に、割り当てた値を販売者宛に通知することもできます。

注意事項

「%random(min,1)(max,2)%」等の置き換え文字は、メールや会員サイト、登録フォーム等に指定した範囲の数字をランダムに表示する機能となり、同じ数字が表示されないように制御することはできません。
また、指定した範囲の数字を均等に表示するように制御することもできません。

登録フォームからユーザーを登録する際等に、ユーザー毎に異なるランダムな数字(=ユニーク値)を割り当てるような運用をしたい場合や、均等に割り振りたい場合などには「シリアル番号機能」をご利用ください。

参考:機能解説:シリアル番号機能

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