「SPF設定」はすでに行われているはずなのですが、『SPF NG』の警告が出ます。
MyASP専用のSPF設定を追加しても、『SPF NG』の警告が解消されません。どうしてでしょうか。
ちゃんとSPF設定をしたはずなのに『SPF NG』の警告が消えない…という時は、まずは本マニュアルで案内しているパターンに当てはまっていないかご確認ください。
目次
SPF設定をしても『SPF NG』の警告が解消されないときによくある原因
動画マニュアル
動画で見たい方はこちらをご覧ください。
原因1:MyASP専用のSPF設定がされていない
最もよくある原因は、MyASP専用のSPF設定『include:myasp.jp』が行われていないケースです。
差出人メールアドレスに使用したいドメインについて、以下の点を確認してください。
- 「v=spf1」からはじまるTXTレコードが存在しているか
- 「v=spf1」からはじまるTXTレコードに『include:myasp.jp』が含まれているか
設定されていない場合は、下記のマニュアルを参考にMyASP専用の「SPF設定」を行ってください。
参考:【必読】メールを届くようにするために(SPFレコード設定)
原因2:SPFレコードが複数行設定されている
次によくある原因は、TXTレコードに「v=spf1」からはじまるSPFレコードが複数行あるケースです。
SPFレコードは原則1レコードのみの登録となります。
SPFレコードが複数行設定されている場合は構文エラーとなります。
そのため、MyASP専用のSPF設定『include:myasp.jp』が設定されていても、SPFのチェックはエラーになります。
「v=spf1」からはじまるSPFレコードが複数行存在する場合は、以下を参考に「v=spf1」からはじまるSPFレコードを1レコードに統一してください。
修正例)
以下のように、TXTレコードが2個ある場合には、
—-
v=spf1 ip4:XXX.XXX.XX.X +mx ~all
—-
v=spf1 +mx include:myasp.jp ~all
—-
以下のように1レコードにまとめ、不要なレコードは削除します。
—-
v=spf1 ip4:XXX.XXX.XX.X +mx include:myasp.jp ~all
—-
※各値は半角スペースで区切ります
※値が重複している項目(例:「+mx」)は1回のみ記述します
原因3:SPFレコードの値に誤字・脱字がある
設定する値が間違っていた場合、SPFのチェックはエラーになります。
その中でもよくある原因は、各値の間に半角スペースが入っていないケースです。
MyASP専用のSPF設定『include:myasp.jp』の記述を追加した際、TXTレコードの各値の間が半角スペースで正しく区切られていなかった場合は構文エラーのため、SPFのチェックはエラーになります。
各値は必ず半角スペース区切りで記述してください。
設定が誤っている例)
—-
v=spf1 +mx include:myasp.jp~all
—-
※『include:myasp.jp』と『~all』の間が半角スペースで区切られていない
原因4:DNSレコードの反映が行われていない・反映までに時間がかかっている
DNSレコードを設定・変更する箇所が間違っているケースがあります。
DNSレコードの設定は、ネームサーバーに指定されているサーバー元の情報が読み取られます。
ドメインを管理している(ネームサーバーに指定されている)会社のコントロールパネルから設定を行う必要があります。
もしくは、DNSレコードに反映されるまでに時間がかかっているというケースもあります。
SPF設定が反映されるまでにはタイムラグがあります。
DNSレコードの編集情報が実際に反映されるまでにかかる時間は、ご利用のドメイン管理会社によって異なります。
例えば、Xサーバーやお名前ドットコム等は複数のネームサーバーを利用している関係で、DNSレコードの反映に時間がかかることがあります。
上述の原因1~原因3が、正しく設定されていても『SPF NG』が消えない場合は、しばらく時間をおいてから再度確認してみてください。
関連マニュアル
関連:【必読】メールを届くようにするために(SPFレコード設定)
関連:差出人メールアドレスに「外部SMTP配信」と表示されますがこれは何ですか?