ユーザーの「有効期限」とは、定期決済を利用して会員制サービスを提供する等の運用を行う際にユーザーがいつまで有効かを示す日時です。
目次
概要
ユーザーの有効期限とは、定期決済を利用して会員制サービスを提供する等の運用を行う際にユーザーがいつまで有効かを示す日時となっており、
シナリオ管理メニュー > ユーザー一覧 > 売上詳細
の「有効期限」欄から確認することができます。
有効期限の用途
有効期限は、主に
- ステップメールの配信時期の設定
- 会員サイトのログインの制御
に利用されています。
ステップメールの配信時期の設定
ステップメールでは、「有効期限の0分後」のように有効期限からの経過時間から配信時期を設定することができます。
有効期限の経過時間から配信時期を設定することで、
- 決済日が近づいたら次回決済のご案内メールを配信する
- 決済日に決済が行われなかったユーザーへ請求メールを配信する
- 有効期限が切れた際にユーザーを配信解除する
のような運用を自動で行うことができます。
参考:機能解説:ステップメール
参考:決済失敗時に自動で通知メール(ステップメール)を配信するには
会員サイトのログイン制御
会員サイトのログインは有効期限・購読状態・受領状態の3つでチェックしており、有効期限が切れたユーザーは会員サイトへログインすることができません。
そのため、
- 定期決済を停止している
- 2回目以降の支払いが滞っており有効期限が延長されていない
などが原因で有効期限が切れたユーザーは、自動で会員サイトへログインすることができなくなります。
有効期限の算出
無料メルマガ、無料オファー、パートナー管理用シナリオの場合
- 無料メルマガ(通常のメルマガ)
- 無料オファー(0円で課金なしの商品)
- パートナー管理用
のシナリオは、決済をせずに無料でユーザー登録ができるシナリオのため有効期限は無期限となります。
そのため、登録フォームからユーザーを登録すると、有効期限は「システム最大値(2099年12月31日 00時00分)」が指定されます。
有料販売用シナリオの場合
一括決済
登録フォームからお申込み後、決済が完了しておらず受領状態が「未受領」となっている場合は、有効期限は「システム最小値(2012年01月01日 00時00分)」となります。
決済が完了して受領状態が「受領済み」へ切り替わると、「システム最大値(2099年12月31日 00時00分)」に更新されます。
定期決済・分割決済
登録フォームからお申込み後、決済が完了しておらず受領状態が「未受領」となっている場合は、有効期限は「システム最小値(2012年01月01日 00時00分)」となります。

決済が完了して受領状態が「受領済み」へ切り替わると、
シナリオ管理メニュー > 販売設定
の「有効期限の延長ルール」に設定した内容から、決済日を起点として有効期限が自動で延長されます。
2回目以降の決済時も受領処理が行われる度に、「有効期限の延長ルール」に設定した内容から決済日を起点として、有効期限が自動で延長されます。
例えば、
・支払方法
1,000円/月
5日周期でリトライ(再決済)する
・有効期限の延長ルール
有効期限日の決め方:次回の支払日まで
余裕期間(日):5
のように設定していた場合、決済が完了すると「次回の支払日+余裕期間」の日時に有効期限が延長されます。
つまり、『決済日の1か月後+5日後いっぱい(=次回決済日の6日後の00時00分)』の日時が有効期限となります。
【例1:ユーザーAの場合】
決済のタイミング | 決済日 | 有効期限 |
---|---|---|
初回決済 | 2025/07/01 10:00 | 2025/08/07 00:00 |
2回目決済(次回決済) | 2025/08/01 10:00 | 2025/09/07 00:00 |
3回目決済(次々回決済) | 2025/09/01 10:00 | 2025/10/07 00:00 |
【例2:ユーザーBの場合】
決済のタイミング | 決済日 | 有効期限 |
---|---|---|
初回決済 | 2025/07/23 10:00 | 2025/08/29 00:00 |
2回目決済(次回決済) | 2025/08/23 10:00(決済失敗) | 2025/08/29 00:00 |
2回目の再決済(リトライ) | 2025/08/28 10:00 | 2025/09/03 00:00 |
3回目決済(次々回決済) | 2025/09/23 10:00 | 2025/10/29 00:00 |
補足
各ユーザーの有効期限は、
シナリオ管理メニュー > ユーザー一覧 > 売上詳細
の「有効期限」欄をご希望の日時に指定して「保存」ボタンをクリックすることで、管理者側で任意の日時に変更することができます。
定期決済を停止したユーザーについて決済を再開した等で有効期限を調整する必要がある場合は、適宜ご希望の日時に変更してください。
- クレジットカード決済をご利用の場合、有効期限を延長しても次回決済日は変更されません。
次回決済日を変更したい場合は、ご利用の決済代行業者側の管理画面で対応してください。
従量定期課金機能をご利用の場合は、「課金予約・履歴一覧」画面から次回決済日を変更することができます。
参考:従量定期課金とは? - 有効期限を現在設定されている日時より過去の日時変更する場合、配信時期を「有効期限の経過時間」から設定したステップメールが即時配信される可能性があります。
配信したくないステップメールがある場合は、予約状態を「一時停止」に変更したうえで有効期限を変更してください。
参考:ステップメールの予約状態を切り替える方法を教えてください