なぜエラーメールになってしまったのか、理由を調べる方法はありますか?

はい、ございます。

はじめに、エラーメールとは、メールアドレスの受信サーバー側にて、何かしらの理由によってエラーが発生した場合に送られるメールです。

エラーメールはMyASPが発行しているものではなく、メール受信サーバー側で発行しているメールとなります。

メールサーバーから返ってきたエラー理由は、エラーメール詳細画面を確認して原因を調べることで、根本的な解決ができる可能性があります。

エラーメール詳細の確認方法

1.左メニューの「エラーメール一覧」をクリックします。

2.「エラー内容」をクリックします。

3.エラーメールの内容が、英文で表示されます。

エラー理由の原因と対策

次に、エラー理由の原因と対策について解説します。

永続的なエラー

550:受信拒否されました(またはアドレスが存在しません)

■エラー内容の例1
<h***y@gmail.com>: host gmail-smtp-in.l.google.com[6*.23*.18*.2*]
said: 550-5.1.1 The email account that you tried to reach does not exist.
Please try 550-5.1.1 double-checking the recipient’s email address for
typos or 550-5.1.1 unnecessary spaces. For more information, go to 550
5.1.1 https://support.google.com/mail/?p=NoSuchUser
d9443c01a7336-2360307a594si110955365ad.2 – gsmtp (in reply to RCPT TO
command)

■エラー内容の例2
<mail@t***a.jp>: Host or domain name not found. Name service error
for name=t***a.jp type=MX: Host not found, try again

■原因・対策
メールアドレスが間違っているか、受信側に問題がある可能性があります。
登録されているメールアドレスが間違っていないか、今一度ご確認ください。

例1の場合、「NoSuchUser」の記載がありますが、ドメイン(@以降)は合っていて、@より前の文字列に間違いあることが考えられます。

これ以外のエラーメッセージの場合、迷惑メール判定されエラーメールになっている可能性があります。
特に、携帯キャリアのメールアドレスの場合、URLが入ったメールを拒否する設定によって、弾かれている場合があります。

このときの対応としては、
・受信者に受信許可アドレス設定をしてもらう
・gmailなどの別のメールアドレスに変更してもらう
(携帯キャリアのメールアドレスは、迷惑メールフィルタの設定がとても厳しいため)
といった方法があります。

ブロックリストに登録されている

■エラー内容の例

<t**o@icloud.com>: host mx01.mail.icloud.com[15.12.15.13] said: 503 5.7.0 Error: access denied for r-style-inc.jp[15.12.11.13*]550 5.7.1 Your
email was rejected due to having a domain present in the Spamhaus DBL —
see https://www.spamhaus.org/dbl/ (in reply to RCPT TO command)

■原因・対策
ブロックリスト(Spamhaus)に登録されているため、配信が拒否されている状態です。
Spamhausに解除申請を行うことで、解除される可能性があります。

アカウント発行直後はメールの配信実績が少ないため、ドメインの評価が安定しておらず、迷惑メール判定されやすい状況です。

また、Spamhausの判定が厳しくなってきておりますため、アカウント発行直後はどうしてもSpamhausに登録されやすい状況となっています。
少しずつ配信実績を積み上げて評価を上げていただくことで改善されていくことが見込まれます。

参考マニュアル

ドメインやIPアドレスがブラックリストに登録されてしまった場合の対処方法

551:配信先が見つかりませんでした

■エラー内容の例

<s***t@ezweb.ne.jpl>: Host or domain name not found. Name service error
for name=ezweb.ne.jpl type=AAAA: Host not found

■原因・対策
メールアドレスのドメイン(@以降)が間違っているか、受信側に問題がある可能性があります。
登録されているメールアドレスが間違っていないか、今一度ご確認ください。

上記の例の場合、「ezweb.ne.jp」を「ezweb.ne.jpl」と間違えています。

552:メールボックス容量不足のため受信できませんでした

■エラー内容の例1

<y***k@icloud.com>: host mx02.mail.icloud.com[13*.12*.15*.11*] said: 552 5.2.2
<y***k@icloud.com>: user is over quota (in reply to RCPT TO command)

■エラー内容の例2

Final-Recipient: rfc822; info@i***e.jp
Original-Recipient: rfc822;info@i***e.jp
Action: failed
Status: 5.7.0
Diagnostic-Code: x-unix; maildrop: maildir over quota.

■原因・対策
受信側のメールボックスの容量が不足しているため、配信に失敗しています。
受信者にメールボックスの整理をしてもらうことで届くことが考えられます。

554:配信に失敗しました

Appleのローカルポリシー違反

■エラー内容の例

<c**e@icloud.com>: host mx02.mail.icloud.com[17*.12.11.15*] said: 554 5.7.1
[CS01] Message rejected due to local policy. Please visit
https://support.apple.com/en-us/HT204137 (in reply to end of DATA command)

■原因・対策
上記の例の場合、Appleのローカルポリシーに反していたため、配信が拒否されている状況です。

Appleのローカルポリシーに則ったメール内容にする必要があります。
https://support.apple.com/en-us/HT204137
※「en-us」の部分を「ja-jp」を書き換えることで、
日本語のページにアクセスすることができます。

Appleのローカルポリシー違反で配信エラーになった場合、 同じメールを翌日以降に再送することで、 配信エラーにならないこともあります。
各ユーザーの「メール配信履歴詳細(ユーザー毎)」画面にある「配信エラー状態を解除して再送する」ボタンより再送してご確認ください。

参考ブログ

解説!iCloudのメールアドレスにメルマガが届きにくい原因と解決方法

一時的なエラー

441:配信先のサーバに接続できませんでした

■エラー内容の例

Final-Recipient: rfc822; myasp@m***s.net
Action: failed
Status: 4.4.1
Diagnostic-Code: X-Postfix; connect to m***s.net[3*.25*.1*.20*]:25:
Connection timed out

■原因・対策
送信先のメールサーバーに送信したときに、相手のホストが見つからなかった状態です。
メールアドレスのドメインが間違っていることが原因として多く見受けられます。
メールアドレスに間違いがない場合は、再送することで送信できる場合もあります。

452:配信先のメールボックス容量不足のため一時的に受信できません

■エラー内容の例

<s***h@gmail.com>: host alt1.gmail-smtp-in.l.google.com[1**.2**.1**.1**]
said: 452-4.2.2 The recipient’s inbox is out of storage space. Please
direct the 452-4.2.2 recipient to 452 4.2.2
https://support.google.com/mail/?p=OverQuotaTemp
d9443c01a7336-22db4fda968si3857915ad.294 – gsmtp (in reply to RCPT TO
command)

■原因・対策
受信側のメールボックスの容量が不足しているため、配信に失敗しています。
受信者にメールボックスの整理をしてもらうことで届くことが考えられます。

その他のエラー

999:その他のエラーにより、解析処理に失敗しました

■原因・対策
解析した結果、解析できなかったエラーメールが「999」になります。
英文となりますがエラー内容をお読みいただき、エラー理由を確認してご対応ください。

エラーアドレスへ再送したい場合

MyASPでは、 一定回数以上の配信エラーで届かなかった メールアドレスを「エラーアドレス」とみなすことで、 それ以降、メールを配信をしないようにしています。

エラー判定されたメールアドレス宛にメールを再送したい場合、エラー判定されたメールアドレスを復帰させてから再送してください。

参考マニュアル

エラー判定されたアドレスを復帰させるには?

機能解説:個別メール>再送する方法


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