なぜエラーメールになってしまったのか、理由を調べる方法はありますか?

はい、ございます。

はじめに、エラーメールとは、メールアドレスの受信サーバー側にて、何かしらの理由によってエラーが発生した場合に送られるメールです。

エラーメールはMyASPが発行しているものではなく、メール受信サーバー側で発行しているメールとなります。

メールサーバーから返ってきたエラー理由は、エラーメール詳細画面を確認して原因を調べることで、根本的な解決ができる可能性があります。

エラーメール詳細の確認方法

1.左メニューの「エラーメール一覧」をクリックします。

2.「エラー内容」をクリックします。

3.エラーメールの内容が、英文で表示されます。

エラー理由の原因と対策

次に、エラー理由の原因と対策について解説します。

理由1:受信拒否されました(またはアドレスが存在しません)

■エラー内容の例
*********@gocomo.ne.jp
※最後の「gocomo」が「docomo」の打ち間違いとみられる

■原因・対策
メールアドレスの入力ミス等で、存在しないメールアドレスに配信しているためのエラーです。
登録されているメールアドレスが間違っていないか、今一度ご確認ください。

理由2:配信先のメールボックス容量不足のため一時的に受信できません

■原因・対策
受信先のメールボックスが容量オーバーのためのエラーです。
メール受信者が解消することによって、復旧します。
また、エラー判定を解除することで、配信が再開されます。

参考マニュアル
●エラー判定されたアドレスを復帰させるには?

理由3:配信に失敗しました

■エラー内容の例 その1
550 Unknown user ********@docomo.ne.jp

■原因・対策
メールアドレスが存在しないためのエラーです。

または、携帯キャリアのメールアドレスの場合、「迷惑メール設定」の機能が標準で「ON」となっているため、パソコンから送られてきたメールに対して、迷惑メール判定されエラーメールになっている可能性があります。

対策としては、

・ご使用中のキャリアの迷惑メールの設定を解除してもらう

・gmailなどの別のメールアドレスに変更してもらう
(携帯キャリアのメールアドレスは、迷惑メールフィルタの設定が厳しく、受信側の知らないところで破棄されてしまうため)

といった方法があります。

■エラー内容の例 その2

554 delivery error: dd Sorry your message to
********@yahoo.co.jp cannot be delivered. This account has been
disabled or discontinued [#102].

■原因・対策
あて先のメールアドレスが何らかの理由で利用停止されている状態です。

メールの再送はせずに、送信相手にご確認ください。

理由4:配信先のサーバに接続できませんでした

■エラー内容の例
Status: 4.4.1
Diagnostic-Code: X-Postfix; connect to hotamail.com
[**.***.**.***(IPアドレス)]:25:Connection timed out

■原因・対策

送信先のメールサーバー[**.***.**.***(IPアドレス)]に送信したときに、相手のホストが見つからなかった(DNS では検索できたが、DNS が返してきたメールサーバのIP アドレスにつなごうとしてもつなげなかった)状態です。

再送することで直る可能性がありますが、こちらのエラーが出る場合、メールアドレスのドメインが間違っていることが、原因として多く見受けれます。

理由5:iCloud系のエラーメール

■エラー内容の例
Final-Recipient: rfc822; ********@icloud.com
Action: failed
Status: 5.7.1
Remote-MTA: dns; mx4.mail.icloud.com
Diagnostic-Code: smtp; 550 5.7.1 Message rejected due to local policy. Please
visit https://support.apple.com/en-us/HT204137

■原因・対策
Appleのローカルポリシーに反していたため、配信が拒否されている状況です。

下記URLを確認し、Appleのローカルポリシーに則ったメール内容にする必要があります。

Appleのローカルポリシー
https://support.apple.com/en-us/HT204137
※「en-us」の部分を「ja-jp」を書き換えることで、
日本語のページにアクセスすることができます。

参考マニュアル
●icloudのメールアドレスにメールが届かない場合

理由6:配信先のメールボックス容量不足のため一時的に受信できません

■エラー内容の例
Final-Recipient: rfc822; ******@nifty.com
Action: failed
Status: 4.0.0
Diagnostic-Code: X-Postfix; delivery temporarily suspended: host
mx2.nifty.com[***.***.**.**(IPアドレス)

] refused to talk to me: 421 concspmx-08
niftygreeting Connections limit exceeded

■原因・対策
配信サーバー・ドメインの評価が、受信サーバー側で拒否されていることが推測されます。

各メールサーバーそれぞれ独自のフィルターを持っているため、そちらで迷惑メールの扱いを受けてしまう可能性があります。

また、SPF設定がされていないメールアドレスから配信をしてしまうと、サーバー自体が外部ブロックリストに登録されてしまう可能性が高くなります。

従って、SPF設定がされたメールアドレス、もしくは、マイスピーで発行される4つの独自ドメインのメールアドレス(※1)を差出人メールアドレスとしてご利用ください。

(※1)ビギナープランでは発行されませんのでご了承ください。

理由7:配信先のメールが一時的に利用できない状態です

■エラー内容の例

Final-Recipient: rfc822; ********@gmail.com
Action: failed
Status: 4.7.1
Remote-MTA: dns; mx16.gmoserver.jp
Diagnostic-Code: smtp; 450 4.7.1 Service unavailable; Client host
[***.***.**.**] blocked using gmo-rbl.jp; Poor Reputation Sender

■原因・対策
GMO系のメールサーバーでブロックされてしまった可能性が高いです。

原因としては、迷惑メール通報が多いことですが、通常、数時間程度で回復します。

もし回復しない場合は、お使いのメールサーバーのレンタル業者に、対象IPアドレスからのブロックを解除してもらえるよう申請してください。

すぐに復活させたい場合は、高速分散オプションをご利用ください。

また、ビギナープランの場合は、共有サーバーになるため、他の利用者様の影響受けてしまうことがございます。

例えば、他の利用者様が一定数以上の迷惑メール通報をされてしまった場合、サーバーの評価が下がってしまいます。

評価を下げる原因となった方に対しては、アカウント停止などの措置をとっておりますが、どうしても一時的に汚れてしまうことがあります。

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